iizukak の雑記

忘れる前に書いとこう

WSL + Ubuntu + Prezto でコマンド候補の補完が遅いのを直す

概要 macOSからWindows 11上のWSLへ主にPythonの開発環境の移行を実施している。その中で、WSL2上にインストールしたUbuntuでTabによるコマンドの補完が著しく遅い(数十秒かかる)現象が発生した。PreztoのGithub Issueを眺め、以下の一行を ~/.zshrc に追加…

Lomography LC-A+ を買った。ファーストロールはモノクロで。

今年はフィルムカメラをたまに使っている。普段は Pentax MX という一眼レフを結構気に入って使っているのだが、もう少しゆるく撮るときのカメラがほしいなと思い、Lomography の LC-A+ を購入した。今日届いて、早速開封し、ファーストロールを撮り、現像に…

Nim 言語 + Neovim 設定備忘録

会社で Nim を使っている人がいて、これはかっこ良い言語だなぁと思ったので手元のエディタで書けるように設定をしました。結果、成功したような失敗したような…。最後に書いたような Language Server がクラッシュするような問題がありますが、自動補完や定…

Symbol ノード HTTPS 対応備忘録

最近 Symbol のメインネット用にノードを立てました。思ったより簡単そうだったのでついでに HTTPS 対応をしました。そのときのメモです。 簡単にいうと、 https-portal を利用して簡単かつ無料で実現できます。以下のようにノードの API に HTTPS でアクセ…

SDL2 + macOS でウィンドウが表示されない

概要 TwinklebearDev という SDL2 のチュートリアルをやろうとして、Lesson1 の bmp 画像の表示でウィンドウが表示されずはまっていた。調べた結果、macOS において、SDL2 にイベントループを追加しないとウィンドウが描画されないことがある、ということが…

macOS Catalina で mruby をビルドする

システム情報 OS: macOS Catalina 10.15.4(19E287) mruby version: master(84aad399) (2020年5月5日現在) Bison version: 3.5.4 概要 macOS で mruby をビルドして Hello World する。ハマりどころとして、macOS の Bison が古すぎてエラーになることがある…

Unity Barracuda について調べる

概要 Unity Barracuda は、 Unity ゲームエンジン上でニューラルネットワークモデルの推論を実行するための "推論エンジン(Inference Engine)" です。学習環境は含まれません。 もともとは ml-agents という Unity 用の強化学習ライブラリに入っていたコード…

Manager README を書きました

この記事の内容は古くなっており、飯塚の現在の仕事とは異なります。資料のために残しています この記事は LeapMind Advent Calendar 2019 4 日目の記事です。 CTO が「マネージャには Manager README を書いてほしい」とつぶやいていたのを見て、自分がマネ…

機械学習スタートアップに転職して、1年間で学んだこと

この記事は LeapMind Advent Calendar 2019 3 日目の記事です。 概要 2018 年末に LeapMind という機械学習スタートアップに転職しました。そして 1 年が経ち、ソフトウェアエンジニア兼マネージャとしてなんとかやっていっています。前職では機械学習とは全…

オフィスの CO2 濃度と温湿度を可視化する、社内向け IoT サービスを作った

この記事は LeapMind Advent Calendar 2019 1 日目の記事です。 概要 オフィスの空気の質を監視したいというのは割とよくある需要だと思うのですが、手頃な製品は市販されていなさそうです。ので作ってみた、というのが本記事になります。具体的には、CO2 濃…

Coursera の Deep Learning Specialization を修了した

概要 Coursera の Deep Learning Specialization 全 5 コースを修了しました。Deep Learning Specialization は 5 コースからなる専門コースで、全体を通して深層学習に関する体系的な理解を得ることが狙いです。先生は Google Brain を率いることでも有名な…

Cloud Build で macOS/Windows アプリケーションをビルドする

環境 Unity 2018.2.10f1 はじめに Unity 用の CI 環境がほしいと思って Cloud Build を試しています。まだ少し触っただけなのですが、非常に便利そう。数クリックで macOS/Windows 用のアプリケーションをビルドして、ユニットテストまで実行できる…。 今の…

Test Runner で MonoBehaviour を継承していないクラスをテストする

環境 Unity 2018.2.10.f1 macOS 10.13.6 リポジトリ こちら にコードがあります。 概要 Unity で MonoBehaviour を継承していない素の C# クラスをユニットテストした記録です。ハマりどころとしては、スクリプトのあるディレクトリで Assembly Definition …

macOS への SDL 2 のインストール方法

環境 macOS: 10.15.4 (Catalina) clang: Apple clang version 11.0.3 (clang-1103.0.32.59) SDL: 2.0.12 SDL_image: 2.0.5 SDL_ttf: 2.0.15 SDL 本体 SDL は本体と SDL_Image や SDL_ttf といった周辺ライブラリが分離されていて、必要なライブラリだけイン…

Maker Faire Tokyo 2018 で、"ピクセル化装置" を展示します

なにか Maker Faire Tokyo 2018 で、ピクセル化装置というものを展示します。何なのかというと、 Raspberry Pi で、 Web カメラの画像を、 LED マトリクスにリアルタイムで表示する装置です。 装置の詳細 Github に記載してあるのでそちらを御覧ください。 …

ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ[ARM版] 翻訳誤り一覧

いわゆる「ハリス&ハリス本」の ARM 版 の評判が良いようなので読んでみました。組み合わせ回路と順序回路の解説から始まり、HDL の導入、ARM のマイクロアーキテクチャの紹介、HDL を用いたシングルサイクルの ARMv4 サブセットの実装と実に盛りだくさんの…

FB08 CPU 製作記 [03 - データフロー図]

それほど進んでいないのですがメモしておきます。まず、現状のデータフローを図に書き起こしました。それが以下です。 先週からいくつか差分があります。 SHIFTR, SHIFTL 命令を廃止しました IC 数を減らす(アキュムレータのバスドライバがなくて済むように…

FB08 CPU 製作記 [02 - 大雑把な設計]

前回に引き続き、FB08 CPU の設計について。 設計の進んだ分をメモしておきます。 データバス幅を 8bit とした 前回までは 4bit 幅にしようと思っていましたが、8bit にしたところで言うほど回路の複雑度が増さない & IC 数も増ええない & 8bit にすると実装…

2017年の当面の目標。CPU 作りについて

去年「CPUの創りかた」を読んで、実際に TD4 (この本をまるまる一冊かけて解説されている CPU ) を実装してみたところ、これがなかなか面白い体験でした。それからというもの、「コンピュータアーキテクチャのエッセンス」などを読んで、CPUについて思いを馳…

HD44780 キャラクタ液晶を、LiquidCrystal ライブラリ無しで使う

Arduino でキャラクタ液晶を使う場合は、LiquidCrystal という Arduino IDE 付属のライブラリを使うのが一般的ですが、ライブラリなしで使ってみようという試みです。 キャラクタ液晶には、だいたい HD44780 互換コントローラが乗っています。記事後方のスク…

Makeblock Me Orion からブレッドボードやユニバーサル基盤を使う

引き続き Makeblock Me Orion で遊んでいます。Orion は入出力のための Arduino Uno のようなピンついておらず、RJ25 モジュラージャックが 8 つあるのみです。これは MakeBlock の各モジュールと接続することが前提としてあるのでこうなっているのだと思う…

Me Orion を Arduino IDE から使う

MakeBlock は、ロボット版の LEGO ともいうべき会社で、ブロックのように組み合わせてロボット工作ができるパーツを販売しています。MakeBlock では Arduino Uno 互換ボードの Me Orion も開発していて、だいたいのキットに入っています。また、それらのキッ…

フリップドットディスプレイ時計を作る(完成)

さて、前回までフリップドットディスプレイで時計、名付けてフリップドットクロックをつくるための何やかやを用意していたのですが、完成しました。 基盤のほうはこんなかんじ。 基盤は、秋月のユニバーサル基板の適当なサイズのやつにドリルで穴をあけて、…

フリップドットディスプレイ時計を作る

ブレッドボードで仮組みして、時計として動くところまできたので、使ったパーツと接続をメモしておこうと思います。 使用パーツ。 Flip-Dot Boards XY5 (7 x 28 ドット) 24V 2.5A AC アダプタ (1Aあれば十分です) DC ジャック SainSmart の RTC モジュール A…

Pocket CHIP が届きました

5 月末ごろに注文していた Pocket CHIP が、4 ヶ月の時を越えやってきました。Mac から SSH 接続するところまでメモ。 まず知りたいことは root のパスワードですが、初期では chip が設定されています。 箱から取り出して最初にすることは充電だと思います…

フリップドットディスプレイ Flip-Dot Boards XY5 を購入

フリップドットディスプレイ という表示デバイスがあります。マトリクス状に配置された黒/有色のパネルを電磁石を使って反転させることで模様を描くデバイスです。昔はバスの行き先表示や電車の時刻表にも使われていたようですが、最近ではあまり使われてい…

Arduino で RS485 通信(その2)

前回、RS 485 モジュールで通信を試みましたが、どうもデータの取りこぼしがあるようで、文字化けが発生していました。いろいろ Google で調べてみた結果、Arduino の SoftwareSerial は取りこぼしやエラーが多々あるようです。というわけで、TX, RX ピンを…

Arduino で RS485 通信

Arduino で RS485 通信をしてみます。使ったのは、aitendo さんの RS485モジュール です。これが、ひとつ300円程度で売っていたので 2 つ購入しました。Sparkfun の RS485 モジュールが 1000 円くらいするので、格安です。ただ、信頼性は謎ですが…。乗ってい…

UNIX 時間時計(物理)を作る

UNIX 時間を表示する時計(物理)があったら面白いのではなかろうか、と思い作ってみました。 物理世界の UNIX 時間時計というアイディアは僕が一番最初に考えたものではなく、 MobileHackerzさん などが、よりスマートに作った例があります。今回は、汎用的…

複数の4桁7セグLEDを制御

Arduino Pro Mini を使って、複数の4桁7セグLEDを使ってみました。今のやり方では12桁(4桁3つ)くらいまでが限界かなというところ。基本的なやり方は、Arduinoで遊ぶページさんのやり方でよく、各桁のカソードを、Arduino の空いているデジタル入出力ピンに接…