MakeBlock は、ロボット版の LEGO ともいうべき会社で、ブロックのように組み合わせてロボット工作ができるパーツを販売しています。MakeBlock では Arduino Uno 互換ボードの Me Orion も開発していて、だいたいのキットに入っています。また、それらのキットは mBlock という IDE を使ってプログラミングすることができます。mBlock はおそらく教育向けですが、こういった GUI のプログラミング環境はおじさんには少々つらい。そこで、 Arduino IDE 上で開発することにします。
Me Orion の特徴は、
- RJ25 モジュラージャックで各 MakeBlock モジュールと接続できること
- 供給できる最大電流が Uno と比べて大きく(試した感じ 3A くらいはいけそう)、Me Orion から直接大きな電流を必要とするパーツを駆動できる。例えば、ステッピングモーターなど
試しにステッピングモーターを駆動するところまでやってみました。
Me Orion 本体はこんなかんじ。
1~8 が RJ25 モジュラージャックになっていてて、今回は 1 ポートを Me Stepper Motor Driver に接続します。
モータドライバから 42BYG Stepper Motor につなぎます。ケーブルの向きとかはさすが間違うと挿せないようになっています。
さて、 Me Orion は素の Arduino IDE からは見えません。ドライバをインストールする必要があります。自分は mBlock からインストールしました。
『接続』→『Arduino のドライバをインストールします』からインストールできます。
Arduino ライブラリは Github で管理されていて、たぶんそっちからもドライバをインストールすることはできるのだと思います。この Github プロジェクトを clone して、Arduino IDE の libraries ディレクトリに配置します。自分の場合は Mac で、 /Applications/Arduino.app/Contents/Java/libraries/
でした。
Arduino IDE で『スケッチの例』→『MakeBlockDrive』→『Me_stepperMotor』→『SerialControlStepper』を選択します。これで Me Orion に AC アダプタから電源を供給し、 USB ケーブルで PC に繋いで Arduino IDE から通り書き込めば、シリアルモニタから 1~8 の数字を送信することでステッピングモーターの制御をテストできます。